電気主任技術者の合格率はどのくらい?
事業用電気工作物の工事や維持、運用に関する保安業務を担う技術責任者である電気主任技術者は常に需要の高い国家資格と言えます。
この「電験」と呼ばれる資格を取得するには、認定校において必要な単位を取得して卒業した後に、定められた実務経験によって資格を得られる認定取得と、一般的な国家試験を受験して得られる試験取得の二つの方法が定められています。
この電気主任技術者を試験取得する為には、年に一回の財団法人電気技術者試験センターが実施する電気主任技術者試験に合格する必要があります。
受験資格は、学歴や年齢、性別、国籍等を一切問わない門戸の広いものになっています。
とは言え、その試験内容は電気に関する幅広い専門的知識が求められる大変高度なものになっています。
この電験の第1種と第2種は一次試験と二次試験があり、第3種のみ一次試験だけといった試験構成になっています。
1995年度からは、合格した科目に関しては科目合格留保制度が定められました。
すべての科目が合格点に至らなくても、合格点に達した科目に関してのみ次回受験の際には免除になります。
それでは、この電気主任技術者試験の近年の合格率を見てみましょう。
前述の科目合格保留制度がある為に、あくまで参考程度にして頂きたいと思います。
まず、最難関の電験1種ですが、2011年度の一次試験の合格率が27.0%、二次試験の合格率が8.5%になっていて両試験の累計合格率は2.3%になっています。
次に電験2種ですが、同じく一次試験の合格率が15.7%、二次試験の合格率は11.3%になっていて両試験の累計合格率は1.8%になっています。
そして、一次試験のみで実施されている電験3種は、同じく2011年度の合格率が5.5%になっているのです。
かつて電験3種の合格率は10%前後でしたが、年々難化の傾向にあるようです。
いずれにしても、これらの数字を見る限り電験3種は相当に難易度の高い試験であるということが言えると思います。
電験3種の一発合格は決して難しくありません
電験3種に合格するためには高額な教材などは必要ありません。勉強のコツさえしっかりと身につけてしまえば、独学でも短期間に合格ができるのです。
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電験3種の勉強方法